車は、どんなに大事に乗っていても、定期的にメンテナンスしていても、長く乗っていると徐々に消耗していく消耗品です。
大事な愛車もいつかは手放さなくてはいけない日がやってきてしまいます。
その日が来るまでは、大事に乗り続けたいものですね。
しかし、どんなに大事に乗っていても、突然のトラブルに見舞われることはあります。
愛車が突然動かなくなってしまった場合は、どうしたらよいのでしょうか?
廃車にするしかないのでしょうか?
交通事故だったり、故障して修理に出しても高くついてしまう場合には、廃車にするしかないこともあります。
でも、廃車にするのは、ちょっと待って下さい!!
原因を探ってみると、再び愛車が元気を取り戻す可能性があります。
突然動かなくなった愛車を復活させるために、廃車にしてしまう前に確認できることがあるのです。
車が動かなくなった時に最初に確認すべきこと
車が動かなくなってしまった場合に、まず最初に確認しておきたいことは、エンジンスタートさせてみて、セルモーターが反応するかどうかです。
セルモーターが回転する音が聞こえるかどうかで、大きく原因が変わってきます。
セルモーターが反応しない
セルモーターが反応せず、車内のランプ類が点灯もしない場合、そのほとんどはバッテリーに原因があります。
バッテリー上がり
ルームランプを点けっぱなしにしていたり、しばらくエンジンをかけていなかったりすると、バッテリーが放電し切ってしまい、車に電気が供給されなくなってしまうため、エンジンがかからなくなってしまいます。
その場合は、他の車からブースターケーブルで電気を供給してもらうか、JAFなどのロードサービスを手配しましょう。
それでもダメな場合は、バッテリー交換になるかもしれませんね。
セルモーターは反応するがエンジンがかからない
セルモーターの回転音が聞こえたり、各種ランプが点灯したりするのに、エンジンがかからない場合があります。
この場合は、操作ミスの可能性も実は結構あります。
ガス欠(ガソリン切れ)
これは実際、私もやってしまったことがありますが、走行中の場合は徐々に減速して止まってしまいます。
アイドリング中も油断していると止まってしまうことがあります。
特にエアコンやカーオーディオをつけたままにしているとガソリンの消費が多くなります(燃費が悪くなります)。
ガス欠になってしまったら、以下の方法で給油するしかありません。
1. JAFを呼ぶ
2. 保険会社に連絡する
3. 最寄のガソリンスタンドに連絡する
4. 家族・知人を呼ぶ
ギアが「P」に入っていない
AT車の場合、ギアがPに入っていないとエンジンがかからない構造になっています。
Pに入っていることを確認し、しっかりとサイドブレーキをかけ、フットブレーキを踏みながらエンジンをスタートしましょう。
ハンドルロックがかかっている
安全防止、盗難防止のために、ハンドルロックがかかる車種もあります。
エンジンが停止している状態でハンドルを回すとロックがかかります。
ロックのかかった状態ではエンジンキーを回すことが出来ません。
ハンドルを少しだけ回しながらエンジンキーを回してみましょう。
スマートキー、キーレスキーの電池切れ
スマートキーやキーレスキーは、離れたところからドアを開閉したり、エンジンをスタートしたり、キーを差し込んだりしなくても操作出来る、大変便利なものです。
しかし、電池切れになってしまうと、エンジンがかからなくなってしまう場合があります。
その場合は、サブキーが付属されていたり、特別な操作方法でエンジンをかけることができます。
メーカーや車種によって方法は様々ですので、取扱説明書などで確認しておきましょう。
困った時はロードサービスを利用
ここまで説明した内容いずれにも該当しない、どうして良いかわからないということであれば、ロードサービスを利用するという方法が確実です。
ロードサービスは、車が動かなくなった場合などのトラブル対応、事故対応など、専門のスタッフが対応してくれます。
電話でも対応してくれますが、実際に現場に来て対応してくれることあります。
車や機械類が苦手な人も専門スタッフにお任せできれば安心ですよね?
まずロードサービスの代表格といえば、JAF(ジャフ)日本自動車連盟が挙げられます。
こちらは、入会金2,000円、年会費4,000円で様々なサービスが受けられます。
もちろんロードサービスもその一つです。
車のレッカー移動などでJAFの作業車が牽引しているのをよく見ることがあります。
北海道では、冬道で車がスタック(雪に埋まって立ち往生)してしまうことがあるので、そんな時にJAFを利用する方が結構います。
もう一つオススメしたいのが、ENEOSカードです。
ENEOSカードなら、ロードサービスを受けられるだけでなく、ガソリンの割引サービスも受けられます。
さらに、利用頻度や使い方によって3種類のカードが用意されているので、自分のライフスタイルに合った最適なサービスを受けることができます。