今年の北海道は、なかなか気温が上がらず、風の強い日が続いていました。
6月に入って、ようやく少しずつ温かくなってきて、風も穏やかになってきました。
こうなって来ると、いよいよドライブシーズン到来…と言いたいところですが、ガソリンが高い!!
円安傾向が続いていることも重なって、しばらくは高止まりの状態が続きそうです。
とは言え、ドライブできないとストレスが溜まる一方なので、近場でも良いので足を伸ばしてみたくなりますね。
車を走らせていると、このような青い看板を見て、行き先を確認するのですが、北海道の人間には当たり前のことですが、道外の人にはビックリされることがあります。
今回は、この青い行き先看板についてお話ししたいと思います。
北海道では「アオカン」と呼びます!
北海道の人と道外の人がドライブの話をしていると、北海道の人が「アオカン」と言っているのを聞いたことがありますでしょうか?
道外の人は、初めて聞くとビックリされますが、この青い行き先看板や距離看板のことを北海道では「アオカン」と呼んでいます。
「水曜どうでしょう」で、大泉洋が発した言葉で、初めて耳にした方もいたかもしれません。
青看板を略して呼ぶようになったと思われますが、いかがわしい意味ではないので、話の流れの中でドライブや車、道路に関する内容だった場合、ツッコまないようにお願いしたいです。
稚内ではロシア語併記が当たり前だった
稚内市および道北地方では、アオカンに英語だけでなくロシア語も併記されているのが一般的でした。
稚内は、樺太(サハリン)と国境を構えており、ロシアとの交流も多いため、アオカンだけでなく色々なところにロシア語併記がされていました。
ところが2022年現在では、新型コロナの流行とウクライナ侵攻を受けて、ロシア語併記を撤去する流れが進んでいるようです。
距離看板の距離はどこを指している?
北海道の距離が書かれているアオカンは、距離がえげつないことがあります。
道外の距離看板は、200kmを超える表示があった場合、多くは県外にまたぐことが多いと思います。
北海道の距離看板は、300kmを超えても北海道の外に出ることはありません。
そりゃ、他県は海を越えないと渡れないんですけどね…
ところで、この距離はどこを基準にしているのでしょうか?
明確な規定は無いようですが、市町村の中心地を基準にしているそうです。
市町村役場が中心地にある場合は、その建物の正面までの距離が表示されているとのこと。
役場が郊外にある場合は、中心地の繁華街や駅などの代表地点が基準になるそうです。
まとめ
距離や目的地を表示している青看板は、北海道では「アオカン」と呼ばれています。
初めて聞いた道外の人からは、いかがわしい言葉と誤解されることも多いですが、道民は当たり前のように使っているので、特に違和感を感じないし、道外の人からそう思われているだろうことも理解しています。
稚内のロシア語併記や距離表示についても、北海道ならではの感じもします。
実は、北海道ならではの標識も色々あるので、今後紹介していければと思います。