先日、自動車運転免許の更新に行って来ました。
引越しして住所が変わっていて更新の通知書が届いていなかったので、更新の時期をすっかり忘れていました。
誕生日を過ぎてから、もしかして免許更新時期では?と思い、免許証を出して確認したところ平成30年となっていたので、「行かな!」ってことで、慌てて行って来ました。
ここでは、札幌運転免許試験場での更新手続きについてご紹介したいと思います。
警察署や他の試験場、高齢者や免許の区分等によっては手続きの方法や流れは違うかもしれませんが、ご自身が免許の更新手続きをする際の参考にしていただければと思います。
運転免許更新の手続き
受付開始時間が8:45だったので8時過ぎには試験場に到着したので、スムーズに手続き出来るかと思ったのですが、見積もりが甘かった・・・。
当日は、朝から学科試験があり、大勢の人がすでに並んで手続きの順番を待っていました。
とりあえず順番に従って手続きを進めることにします。
1. 入り口に入ってすぐのところで更新受付をし、必要な書類を受け取ります。
私の場合は通知書が届いていなかったのですが、すんなり受付を済ませることが出来ました。
2. 受け取った書類に、必要事項を記入。
4桁のパスワードを2つ設定する必要がありますので、あらかじめ決めておいた方がスムーズかもしれません。
このパスワードは、免許証の詳細情報を照会する端末を使用する際に必要になります。
(試験場以外で見たことないですが・・・)
書類の他に、持病などが無いか簡単なアンケートがありました。
以前は、数枚のアンケートでしたが、今回は1枚ものになっていました。
3. 窓口へ行き、免許証と書類を提出します。
窓口で書類等を確認してもらったら、受付手順を確認し、次に進みます。
4. 収入証紙を購入し、書類に貼り付けて割り印します。
収入証紙の購入窓口は、すでに長い行列が出来ていました。
並ばないわけにはいかないので、仕方なく並ぶことに・・・。
少しずつ列が進む最中、割り印用のハンコを忘れたことに気づく。
割り印はサインでもOKなので大丈夫でした。
5. 視力検査を受けます。
学科の受験生が多数並んでいたので、しばらくかかるのだろうと思ったら、更新手続きの人は、別の列で並んでいたので、思ったより早く進みました。
6. また窓口に行って書類を提出します。
この時点で、古い免許証には穴が空けられて返ってきます。
順番に名前が呼ばれ、本籍や暗証番号等の確認用紙が配布されるので間違いが無いか確認して、その用紙は免許証とは別のところに保管しておきましょう。
7. 免許証用の写真を撮影します。
上着やコートなどは、あらかじめ脱いで、めがねや髪型などを整えてから撮影にのぞみましょう。
この写真撮影は、免許証が交付されるまで写真写りが確認できないため、失敗することが多いのですが、歯が見えるとNGなためどうしても印象が悪く写ってしまいます。
私は、少し含み笑いをするイメージで口角を上げて撮影するようにしています。
8. 最後は、講習を受けて免許証の交付を受けます。
更新時講習は、
・優良運転者講習(30分)
・一般運転者講習(60分)
・初回更新者講習(120分)
・違反運転者講習(120分)
に分かれています。
講習の受講には筆記用具が必要ですが、鉛筆が貸し出されますので忘れても問題ありません。
講習の終わりに自己診断チェックシートに記入します。
ちなみに私の自己診断は、ながら運転により「事故傾向がある」という結果でした。
これで無事に新しい免許証が交付されました。
道路交通法改正のトピックス
前回の免許更新から今回の更新までに道路交通法がいくつか改正されています。
自動車運転者にとっては、知っていて当然、知っていなければいけない情報ですが、なかなか意識していないと知ることがないと思います。
ここでは、いくつかのトピックスをご紹介したいと思います。
準中型免許の新設
平成29年3月に施行されたもので、改正前は「普通免許」「中型免許」「大型免許」という区分になっていましたが、改正後は、「普通免許」「準中型免許」「中型免許」「大型免許」の4つに分けられました。
高齢運転者対策の推進を図るための規定の整備
こちらも平成29年3月に施行され、臨時高齢者講習や臨時認知機能検査が新設され、認知症に対する検査などが見直されました。
自転車運転による交通の危険を防止するための講習
平成27年6月施行。
3年以内に2回摘発を受けた場合、自転車運転者講習(180分)を受講しなければいけなくなりました。
受講しなかった場合は、5万円以下の罰金となります。
自動車運転により人を死傷させる行為等の処罰
平成26年5月施行ですが、これはニュースなどでも頻繁に取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。
飲酒運転などによる危険運転致死傷罪の場合、最大で20年の懲役となります。
他にも色々と改正されていますが、くれぐれも自動車・自転車の運転には気をつけましょう!!
まとめ
今回、私は一般運転者講習でしたので、1時間の講習を受講しました。
北海道の場合は、他県と違い道路が広く直線が多いため、スピードが出やすくなっています。
また、冬は凍結や積雪で道路事情が悪化します。
そのため、交通事故死亡者数は減少傾向にあるのですが、交通事故の致死率は全国1位となっています。
DVDの映像では、時速100kmの場合の衝突実験について視聴しました。
時速100kmで衝突した場合は、ビルの10階(約39m)から地面に落下するのと同じくらいの衝撃があるとのことでした。
恐ろしいですね・・・。
免許の更新くらいしか、自分の運転を見直す機会は無いかもしれませんので、これを良い機会として安全運転を心がけたいと思います。