先日、ちょっと怖い体験をしました。
自宅の前に車を停めて、家族を車から降ろして、バックで下がろうとしたところ、間違えて前進してしまい、あわや壁に激突しそうになってしまいました。
バックギアに入る時に、カクッとなるクセがある車両なので、幸いなことに急アクセルにせずに済んだので、大事にならずに助かりました。
そんなことがあったので、まさか50代の自分がギアの入れ間違いするなんて!
という体験をしたので、もしかするとアクセルとブレーキの踏み間違いも将来的にしてしまうのではないかという漠然とした不安が生まれました。
元々、運転は好きだけど、上手ではないという自覚はあったので、ある程度の年齢になったら免許返納は考えているのですが、まだまだ現役バリバリの世代なので、少しでも運転操作の不安は払拭したいと思っています。
そこで、私はアクセルとブレーキの踏み間違いを少しでも減らすために、ブレーキを左足で踏むように変えました。
もちろん急にできるようになるわけではないので、低速運転の時などに少しずつ慣らしていき、左足でブレーキを踏む感覚を少しずつ身体に染み込ませていきました。
今では、自然に左足でブレーキを踏めるようになり、スムーズな停車もできるようになっています。
ただ、これだけは先に言っておきたいのですが、教習所では左足で踏むことは教えていません!
左足で踏んだ方がいいという話でもありませんし、私自身推奨もしていません。
ただ、私がなぜブレーキを左足で踏むようになったのか、ブレーキを左足で踏む理由についてお話ししていきたいと思います。
私が左足でブレーキを踏む理由
冒頭でお話ししたように、以前運転操作を間違えてしまった経験があったので、そういったミスを少しでも減らしたいという目的のために、左足でブレーキを踏むようにしました。
では、なぜそのような結論に至ったのか?
という理由をお話ししていきます。
車の運転は、命に関わる場合もある話なので、参考にしたり、真似したりして、もしものことがあっても責任は取れないので、こんな人もいるんだ?っていう程度で、聞いていただければと思います。
くれぐれもご注意お願いします。
右足が外側に曲がっている
これは本当に、自分だけの問題なので参考にすらならないのですが、私は右足が少し外側に開いています。
日常生活に支障は無いのですが、歩き方とかも少し不自然になっています。
正座する時も足首が外側に向いてしまうので、正座も苦手です。
そんな身体的な特徴があるため、右足でアクセルやブレーキを操作する時には、他の人より少しだけ気をつけないと、踏み間違いが起きやすいのです。
それでここまで何十年も運転してたことが、逆にすごいと自分でも思ってしまいました。
多分、MT車を運転することがもう無い
MT車を運転する前提で、教習所でもアクセルとブレーキは右足、クラッチは左足という教え方をしています。
法律的に右足でという決まりは無いので、左足でブレーキ踏んでも違反にはならないのですが、アクセルとブレーキの配置が右足で踏む前提として設計されています。
とは言え、右足だけでアクセルとブレーキを操作することは、踏み間違えの大きな原因のひとつであると考えるので、私は左足でブレーキを踏む選択をしました。
今後もMT車を運転する予定があれば、これまでどおり右足でブレーキを踏むようにした方がいいのですが、多分今後もAT車にしか乗らないので、思い切って左足にスイッチしました。
元々、左利きだったから
私は元々、左利きなので、手も足も左で操作する方がしっくりきます。
なので、左足でブレーキを操作すること自体には、あまり違和感がありませんでした。
とは言え、初めて何かをする時には、最初から右手や右足で動かすということに慣れてしまえば利き手や利き足に関係なく、どちらでも問題ない程度には両利きだったりするんですけどね。
これも私個人の性質によるものなので参考にならないと思います。
始めからブレーキに左足を乗せておける
右足で、アクセルとブレーキを操作する場合、どうしてもアクセルを踏んでいる時には、ブレーキから足を離さなくてはいけません。
これが、アクセルとブレーキを踏み間違える原因のひとつになっていると思っています。
この問題を解消させるために、私は左足を常にブレーキパッドに触れさせて、乗せておけるようにしました。
この方が、右足をアクセルからブレーキに踏み替えるロスも減らせるし、踏み間違いを防ぐこともできます。
もちろん、逆に意図せずにブレーキを踏んでしまうという危険性があるのですが、アクセルを踏み間違える危険性と、ブレーキを踏み間違える危険性を天秤にかけて、より危険性が低い方を選択したというのが理由になります。
ブレーキを左足で踏むデメリット
ブレーキを左足で踏むメリットを色々と考慮した結果、私は左足でブレーキを踏むという選択をしましたが、デメリットが無いワケではありません。
実際に、左足で踏むようになって分かったこともあるので、そのデメリットについても紹介しておきます。
アクセルとブレーキを同時に踏んでしまう
左足でブレーキを踏むようになると、ついブレーキを踏んだままアクセルを踏み込んでしまう場合があります。
アクセルを軽く踏み込む程度であれば、ブレーキを踏んだままでは発進しないので大きな問題は無いのですが、ブレーキを踏んだままアクセルをふかすことを想定した設計にはなっていないので、車に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
その点については、理解してしっかりとケアしておく必要があります。
そもそも左足では踏みづらい
冒頭でもお話ししましたが、構造上、アクセルとブレーキは右足で踏むことを想定した設計になっています。
ハンドルを中心にして、右寄りに配置されています。
したがって、そもそも左足でブレーキを踏むことに違和感を感じると思います。
バック時に振り返ると踏みづらい
元々、ブレーキが右寄りに配置されているので、バック時に後ろを振り返りながらペダル操作すると、左足を手前に引くことになるので、さらにブレーキを踏みづらくなります。
私は、その場合には右足で踏むようにしているので、踏み間違えないように細心の注意が必要になります。
だったら最初から右足で踏めよって声が聞こえてきそうですが…
慣れるまで時間がかかってしまう
そもそも、教習所では右足で踏むようにトレーニングします。
免許取得して、実際に普段の運転でも右足でブレーキを踏むことを身体で覚えて習慣となっているので、左足でのブレーキ操作は例えるなら、箸の持ち方を左手から右手に矯正するくらい大変なことなんです。
箸の持ち方なら命の危険は無いかもしれませんが、車の運転に関しては命の危険に関わってしまいます。
なので、急に左足で操作しようとしてもブレーキの力加減など、なかなか簡単にマスターできないと思います。
慣れるまでの間に事故を起こしてしまっては、元も子もないですからね。
幸い、私は元々左利きだったので、左足での操作にそれほど違和感は感じませんでしたし、低速走行時に少しずつ慣らしていくことで、スムーズに移行できました。
ちなみに箸の持ち方は右手に矯正していますが、左右どちらでも普通に使えます。
パーキングブレーキが踏みづらい
右足でアクセルとブレーキを操作する前提で、パーキングブレーキが足踏み式になっている車種もあります。
私の愛車も足踏み式になっているのですが、左足でブレーキ操作を行なってしまうと、逆にパーキングブレーキが踏みづらくなってしまいます。
ブレーキとパーキングブレーキを同時には踏めないので、いったんブレーキを離してからパーキングブレーキを踏むことになるので、レバーをパーキングに入れていたとしても一瞬ブレーキが緩む瞬間が生まれてしまいます。
このブレーキが一瞬緩む瞬間が不安であれば、パーキングブレーキを踏む必要がある時だけ、右足でブレーキを踏むなど変則的な操作が必要になってしまいます。
それでは本末転倒だったりするので、判断が難しいですね。
おまけ:ブレーキを左足で踏む人の特徴
ここまでは私の個人的な判断で、ブレーキを左足で踏む理由について紹介していきましたが、一般的に左足でブレーキを踏む人の特徴についても簡単に紹介しておきます。
独自の操作方法を好む人
教習所では、右足でアクセルとブレーキを操作することを指導されます。
それなのに、左足でブレーキを踏む人は自分なりの操作方法を好む傾向があります。
この方法が自分にとってより快適で安全だと信じているので、間違いだと指摘されても直さないタイプの人かもしれません。
スポーツ選手や競技ドライバー
特にモータースポーツの選手や競技ドライバーの中には、左足ブレーキを利用することで反応時間を短縮し、車の制御をよりスムーズに行えると考える人がいます。
市街地での運転に有利だと考える人
市街地の場合、アクセルやブレーキを頻繁に操作するため、左足ブレーキを使うことで、アクセルとブレーキの切り替えがよりスムーズになり、特に混雑した交通や市街地での運転において便利だと感じる人がいます。
左利きの人
私もそうですが、左利きの人は左足の使用が得意な場合があり、そのため自然と左足でブレーキを踏むことが多い傾向があるようです。
まとめ
まとめというほどでもないのですが、私がブレーキを左足で踏むようになった理由について、お話ししてきました。
- 右足が外側に曲がっている
- 多分、MT車を運転することがもう無い
- 元々、左利きだったから
- 始めからブレーキに左足を乗せておける
私個人の身体的な特徴も含めての判断なので、参考にはならないと思います。
むしろデメリットの方が参考になると思います。
- アクセルとブレーキを同時に踏んでしまう
- そもそも左足では踏みづらい
- バック時に振り返ると踏みづらい
- 慣れるまで時間がかかってしまう
ということで、最後にもう一度重ねてお伝えしておきます。
教習所では右足でアクセルとブレーキを踏むように指導しています。
車の構造的にもアクセルとブレーキを右足で踏むように設計されています。
以上のことから、左足でブレーキを踏むことは推奨していません。
どうしても左足でブレーキを踏みたいという人は、自己責任で事故の無いようにお願いします。