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投稿日:2018年8月12日 更新日:

車検ってどんな制度? 種類や費用、有効期限などを詳しくご紹介

車検ってどんな制度? 種類や費用、有効期限などを詳しくご紹介

車検とは

国土交通省が定める「自動車検査登録制度」のことを指します。

日本国内には、およそ8,000万台の自動車が登録されています。

自動車が安全で且つ環境基準を満たしているか、一定期間ごとに検査を受けて、検査証の交付を受けなければ自動車の運行をすることが出来ません。

検査を受けるには、指定整備工場などで点検を行なってもらうと同時に検査手続きを行なってもらうのが一般的です。

また、自動車の所有者自身(ユーザー)が自ら検査手続きを行う(ユーザー車検)方法もあります。

車検の種類について

車検には、「新規検査」「継続検査」「構造等変更検査」「街頭検査」があります。

車を新しく所有する場合は、必ず新規検査を行います。
また、車検が切れている車両(ナンバー登録を抹消した場合)を継続して使用する場合にも、新規検査を行う必要があります。

継続して車を使用する場合は、車検の有効期限が満了になる1ヶ月前から継続検査を行う必要があります。
通常、車検切れや車検の更新について考える場合は、この継続検査のことを指す場合が一般的ですね。

車両を運行上、改造を行う必要がある場合、車両の長さや最大積載量、幅、高さなどが変更となる場合は、構造等変更検査を受ける必要があります。
このような改造を行って運行する際に、安全基準や環境基準を満たしていない場合、重大な事故に発展する場合があるので、きちんと検査を受けなければなりません。

また、不正改造や整備不良の車両を取り締まる為に、路上で行う街頭検査というものがあります。
平成25年度の調査では、300万台以上が無車検車両として確認されています。
その大半は、廃棄されるなど実際に運行されていないものと思われます。

なぜ車検が必要なのか?

なぜ車検が必要なのか?
車検を通していない車両は、点検が行われていない為、安全基準や環境基準を満たしていない可能性があります。
それは、一歩間違えれば重大事故につながる可能性を秘めています。

また、車検に登録していない車両は、犯罪などに使用される危険性も孕んでいます。

無車検車については、うっかり継続検査を行なっていなかった可能性もある為、国土交通省では、有効期限満了から1年以内のユーザーに対して、注意喚起のハガキを送付しています。

無車検車の廃絶を目指して、警察やガソリンスタンド、整備工場と連携して通報してもらうように呼びかけています。

車検を取らないとどうなるのか?

車検が切れた状態(継続検査を受けていない)のまま運転を続けると、点検が実施されていない為、整備不良として違反にあることがあります。

車検が切れただけでは、注意喚起のハガキが送られてきたり、ガソリンスタンドや整備工場などで指摘される場合があり、直ぐに対処すれば違反とはなりませんが、放置し続けたり、悪質な場合は、6点の違反点となります。

6点の減点は、一発で免停30日(初犯の場合)となります。

また整備不良の場合は、1〜2点、反則金は6,000〜9,000円、刑事罰としては、5万円以下の罰金または3ヶ月以下の懲役となります。

さらに、車検が切れているということは、強制保険である自賠責保険も切れている状態(未加入)となります。
この場合は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、6点の違反点となります。

つまり、無車検車は、自賠責保険の未加入と合わせて、12点の違反点となり、初犯でも免停90日、前歴があれば一発で免許取り消しとなってしまいます。

これに事故や他の違反が重なれば、さらに罪が重くなります。

車検切れには、細心の注意を払っておきましょう!!

車検の有効期限

新車の場合は、新規検査登録から3年が有効期限となり、継続検査が必要になります。
以後2年ごとに、更新が必要になります。

キャンピングカーなどの特殊車両(8ナンバー)は、初回が2年、以後2年ごとに更新となります。

車検の有効期限満了の1ヶ月前から検査を受けることができます。

初回2回目以降
自家用乗用自動車3年2年
二輪自動車3年2年
大型特殊、特種自動車2年2年
バス、タクシー1年1年
レンタカー2年1年

車検に必要なもの

ガソリンスタンドや整備工場などで車検を受ける場合には、以下の書類が必要になります。

・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証書
・自動車税納税証明書

ユーザー車検で受ける場合には、上記の他に以下の書類が必要になります。

・継続検査申請書
・自動車重量税納付書
・定期点検整備記録簿

また、車検を受ける場合に必要となる費用があります。
以下は、どこの検査でも必ず必要になる「法定費用」というものがあります。

この法定費用は、どこで車検を受けても変わらない費用です。
(ただし、一部沖縄や首都圏などの地域によって費用が変わることがあります。)

自賠責保険(24ヶ月)自動車重量税印紙代
軽自動車25,070円6,600円1,100円
小型自動車25,830円16,400円1,100円
中型自動車25,830円24,600円1,100円
大型自動車25,830円32,800円1,100円

この他に、車検基本料金として、検査費用、部品交換が必要な場合は、工賃と部品代が別途必要になります。

車検の費用について、きちんと内訳を提示してくれる業者を選ぶと安心です。