車両盗難されやすい車種・メーカー・都道府県ランキング2018

皆さんは、自分の車が盗まれてしまうことを想像したこと、ありますか？

まさか自分の車が盗難に遭うなんて、なかなか想像しにくいと思います。
しかし、車両盗難というのは、現実に起こっています。

日本損害保険協会によると、2018年の車両盗難件数は、8,628件だったと発表されていました。

統計を取り始めてから、2017年までは、年間1万件を超え続けていたそうです。

毎年、1万台以上の車両が盗難に遭っているという事実！！
日本国内には乗用車だけでも、およそ6,000万台以上がありますが、6,000台に1台は盗難に遭う計算になります。

これが多いか少ないかは、分かりませんが、盗難に遭う車両が毎年数多くあるというのが現実です。

第20回自動車盗難事故実態調査結果

毎年11月の1ヶ月間、日本損害保険協会が自動車盗難事故の実態調査を行っています。
今年もそろそろその時期ですが、発表は翌年の3月頃になります。

今回は、その前に昨年（2018年）行われた実態調査について確認しておきたいと思います。

調査期間：　2018年11月1日〜11月30日
調査対象会社数：　17社
調査対象事案：　全国で発生した自動車本体盗難事故および車上ねらい（部品盗難含む）事故で、調査期間内に車両保険金の支払いを行った事案
調査総数：　自動車本体盗難事故　277件、車上ねらい事故　364件

調査結果には、幾つもの指標が示されていますが、気になるところをピックアップして、ご紹介していきます。
まずは、都道府県別の自動車本体盗難事件の件数ランキングです。

どの地域で多くの盗難が発生しているのでしょうか？

2015年は、愛知がトップでしたが、2016年以降は大阪のトップが続いています。

次は、どのメーカーの車両が盗難に遭っているのか、メーカー別の盗難件数ランキングを見てみましょう。

車両の登録台数を考えると、圧倒的にトヨタが多いのは仕方ありませんが、中古市場や海外でもトヨタ車は人気なので、狙われやすいのかもしれません。

前項では、トヨタがメーカー別の盗難件数で、他メーカーを圧倒していました。
それでは、車種ごとの盗難件数はどうなっているのでしょうか？

2014〜2017年は、プリウスが4年連続でトップでした。
2018年は、レクサスが初めてトップになりました。

レクサスを筆頭に、プリウス、ランドクルーザー、ハイエースが、依然として上位を占めています。
人気があって、しかも高く売れる特定の車種が狙われている傾向が続いているようですね。