近年、外国人観光客も増えてきていますね。
札幌駅周辺に限らず、いろんなところで日本語以外の言葉が飛び交っている光景を目にするようになりました。
それに伴って、実は道路事情も少しずつ変化してきています。
テレビなどでは大きなニュースになっていませんが、レンタカーがらみの交通事故がとても増えているそうです。
タクシー業界の関係者から伺った、そのあたりの事情も踏まえて、レンタカーに注意しなければいけない3つの理由についてお話していきたいと思います。
レンタカーの見分け方
レンタカーに注意といっても、どの車がレンタカーなのか分からないと気をつけようがありません。
では、どのように見分けるのでしょうか?
ポイントは、ナンバープレートです。
ナンバープレートには、ひらがな一文字が記されていますが、レンタカーの場合は、「れ」または「わ」が割り当てられています。
全国的には、「わ」ナンバーが多いのですが、札幌では現在「れ」ナンバーが主流のようです。
いずれにしても、「れ」もしくは「わ」のナンバープレートを見かけたら、注意しましょう!!
知らない土地で観光客が運転するレンタカー
レンタカーに気をつけろ!
と言われても、実際に何に注意すれば良いのでしょうか?
札幌は観光都市でもあるため、多くの観光客が訪れています。
最近は特に外国人観光客が増加しています。
札幌駅周辺を歩いていると毎日外国の方を見かけます。
数年前までは、それほど多くの外国人観光客を目にすることは無かったと思いますが、ここ1,2年で急激に増えたような印象です。
北海道は札幌だけでなく、北海道全域で様々な観光が楽しめるので、車で自由にドライブしながら景勝地や名産品を楽しむという観光客も多くいらっしゃるようです。
そうなると、当然レンタカーを利用する観光客も増えてきました。
私は数年前まで、名古屋に住んだことがありますが、カーナビを使っていても道に迷ったり、運転に不安を感じることが多々ありました。
知らない土地の道路を運転するのは、とても不安ですよね。
北海道の郊外を走っていれば、目的地までほぼ一本道であることが多いのですが、市街地を走ると迷ってしまうことも多くあります。
また、外国人観光客もレンタカーを借りてドライブを楽しむ方が増えているそうです。
そうなると、道路事情だけでなく、法律やルール、マナーなども違うため、地元の人間から見るととても乱暴な運転に見える場合もあります。
タクシーの運転手など話を伺うと、レンタカーでの危険な運転が最近は目に付くそうです。
レンタカーによる交通事故も増えているようです。
どんな人が運転しているのかは、外から判断はつきにくいですが、レンタカーを見たら充分に車間距離を取り、注意を払って運転するように心がけた方が良さそうです。
もちろん、すべてのレンタカーが危険という訳ではないことを付け加えておきます。
慣れない車種で運転するレンタカー
普段、マイカーを運転している人なら分かると思いますが、自分の車と他人の車を運転した時に、他人の車がすごく運転しづらいと感じたことはないでしょうか?
レンタカーは色々な車種を借りることが出来て楽しい部分もあります。
しかし、新車とは違い、いろんな人が運転しているため、ブレーキの効き方、タイヤの減り具合、ハンドルのくせ、などなど様々なところで微妙な感覚の違いがあります。
一言で言うと、「運転しづらい」
私も会社の車を何度か運転する機会がありましたが、普段運転する自分の車とは勝手が違うため、運転に戸惑うことが多くありました。
外車(右ハンドル仕様)を運転することがありましたが、ウインカーとワイパーのレバーが普段運転する車と逆についており、右左折する度にワイパーを動かしてしまう、ということがありました。
新車とは違い、ある程度クセの付いた、慣れない車種の車を運転するのは、知らず知らずのうちにかなりのストレスになっているかもしれませんね。
レンタカーは自分のものでないという意識
レンタカーは、借り物であることは誰も疑うことはありません。
借りているものだからこそ大事に使うという考え方がある一方で、自分のものじゃないから多少雑に扱っても困らないという認識を持つ方もいるかもしれません。
日本人は比較的前者が多いとは思いますが、後者の考え方を持つ方も少なからず居ます。
外国人をdisるわけではありませんが、文化の違いから考え方も日本人とは違うことも多いのは事実です。
したがって、レンタカーなら多少ぶつけても平気と考える人ももしかしたらいるかもしれませんね。
実際、レンタカーの利用者による交通事故率は、マイカーと比べても高くなる傾向があります。
レンタカーとして使われている車両は、オプション装備も少なく、かなり使い込まれた車両であることが多いため、多少手荒く使ってもよいと思わせてしまう感覚もあります。
新車であれば、もっと大事に、綺麗に乗ろうと思いますよね?
レンタカーは、車両の程度にもよりますが、つい手荒に扱ってしまうという傾向が出てしまいます。
そうなると、つい運転の方も荒くなってしまいがちです。
まとめ:レンタカーに注意した方が良い3つの理由
改めて言いますが、レンタカーを利用する人全てが乱暴な運転をするワケではありませんし、乱暴に運転してやろうとする人もいないと思います。
しかし、つい気が緩んでしまったり、不慣れな状況が重なるとどうしても普段起きない不測の事態が発生してしまうこともあります。
知らない土地の道路を運転する
観光客などがレンタカーを利用して観光地を巡ると、知らない土地や不慣れな道路で運転することになります。
そうなると、どうしても道路を間違えて慌てたり、交通ルールを誤ってしまったり、思いがけない行動をしてしまうことがあります。
慣れない車種で運転する
マイカーと違い、運転したことのない車種を利用する場合もあります。
慣れていない車両は、運転操作を誤ってしまう可能性が高まります。
多少手荒く扱ってしまう感覚
レンタカーは、ある程度使い込まれた車両であることが多く、自分の所有物ではないため、つい手荒く扱ってしまいがちです。
そうすると、運転も荒くなってしまう可能性が高まります。
以上、レンタカーを見かけたら、ちゃんと運転してくれる「だろう」という認識ではなく、もしかしたら不測の事態が起きる「かもしれない」という心構えで、車間距離を充分に取るなど、安全運転に心がけましょう!!